先日シン・ゴジラを観たからかprimeのオススメに上がっており、キャストが他の映画やドラマで良かった俳優の名前多数だったので鑑賞。
まず私がSwedish-Japanese mixedである事を書いておきます。
映画としては良いところを見いだせませんでしたが、文化的側面を知るという意味で色々と興味深く、勉強になりました。
日本の男性特に(現30代以上)にとって仮面ライダーというキャラクターが深く浸透しているということ。
↑これを知り、男性的魅力を感じない俳優の何人かが、どうして売れっ子なのか理由が判りました。
幼少期に目にするヒーローの移動手段にバイクを用いる事でかなり経済効果に寄与したのだろうなと思いました。
(暴走族という社会現象とも繋がりがあるのかな?と想像してみたり)
庵野さんに限らず、日本での人気アニメーション作家へのリスペクト、文化的地位の高さを実感。
これだけのtier 1 俳優を招集出来るのは凄いです。
冒頭、この仮面ライダーというキャラクターは改造人間という説明だったのでウルヴァリン的な感じかと思い見ていたら、肉体に能力が宿る形ではないのでバットマン&その敵の様な位置付けですかね。
…と、思っていたらうーん。
少女が拳銃を使って活躍⁈敵も蜂の能力を使わず刀で戦うのでキック・アスみたいな世界観と捉えるのが正解か。
ただ、どうしても気になったのが、きちんとボディダブルを用意出来ないのなら簡単なガンアクション位はしっかり練習させて欲しいです。
ライダー役の方はアクション経験が無いのか、改造直後で弱い設定なのか不明でしたが、高いヒールに慣れてなく走るのもやっとというヒロイン女優さんは痛々しい程でした。
(ここのレビューを拝見して浜辺美波さんがとても人気のある方で、彼女がスクリーンに居ればそれで良いという方が多数おられる事と、日本人男性が好むルックスの知識を得ました)
ので集客力という意味で強力な起用理由に納得です。
また、組織と銘打っているのに戦闘に1人ずつしか登場しないのには理由があるのか、単に役者のスケジュールの都合なのかが気になりました。
(説明が無かったと思うのですが、実はそれぞれ別惑星?時空だったのかな)
舞台演劇、あるいはディズニーランドでやっている定時ショーのような部分とチープなCGの組み合わせがアンバランスな印象でした。
状況説明台詞の多さ、そのセリフの内容・思想性含め、アクションヒーローの映像作品である意味が薄く感じました。
特段人助けをする訳でもなく、思想の異なる同種族同士の争いが繰り広げられる様は政治闘争の縮図という解釈でよいのでしょうか。
子供向け作品・キャラクターであり、玩具等も長年にわたり高い収益を上げているが、(小学2年〜5年迄の日本在住期間に)自分の親がこのTV番組を視聴させなかった理由が分かった気がします。
興味深く拝読しました。 ある意味理解が難しい当作品を、観たまま、しっかり語源化されてる印象です。 理解が難しいと申し上げたのは、1970年代に放映されたTVシリーズを下敷きに制作されているため、当時の映像に似せてるシーンが多々あるのです。 「戦闘に1人ずつ」「チープなCG」の回答になれば幸いです。
なるほど、当時の作風の再現だったのですね。それならばキャラクター(ブランド)のファンの方々への大サービスなのだと解釈できます。 ワーナー・ブラザースERAのバットマンのようですね。 お教えいただきありがとうございます。 『映画はサブスクの配信でいいや』とか『昔の作品が面白いからYouTube観よう』となっている層を劇場へ足を運ばせるものとして、素晴らしい作品だったのだと認識を改めました。