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The House in Nightmare Park(原題)
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『The House in Nightmare Park(原題)』に投稿された感想・評価

3.6
ゴシックムード漂う館。そこに招かれた売れない朗読劇役者が、醜い遺産相続争いに巻き込まれるコメディホラー。『猫とカナリヤ』的なODHもの。主演がイギリスの有名コメディアンらしく、1人だけ喜怒哀楽の激しい演技で魅せてくれるのがアボット&コステロシリーズ的で楽しい!フランキーハワードmeets ODHって感じ。

「朗読劇を披露して欲しい」との依頼を受けて向かった先の家族は当然の如くヤバイ連中。到着すると何故かカバンの中を物色され、まだ20時30分なのに寝ろと言われ、朗読劇披露しても誰も聞いてなくてむしろ寝てる(終わった後に忖度拍手😂)…。プロローグでも主人公のポスターをズタズタに切り裂いていて、その家族が抱える“ヤバさ”とはどういった類のものなのか…に観客の興味を向けさせる怪奇ミステリといった趣き。 

その“ヤバさ”の渦中に放り込まれる主人公はコメディアンなので、いちいちリアクションとコメントが激しくてしかもコテコテ!どう見ても50過ぎなのに32歳と自称したり、窓から覗く顔にビビって客が上げた悲鳴を“こんなに上手く行ったのは初めてだ”と自分の朗読力の賜物だと勘違いしたりのコテコテ感から始まったかと思えば、怖くなっての逃亡を金の匂いとおだてられで引き返したりのこれまたコテコテへと繋がり、『サイコ』『霊魂の不滅』のコテコテへと落とす。コメディもホラーも終始コテコテの安心感!

不穏な風と草木のさざめき、どこからともなく聞こえるうめくような声と雷鳴そして暴れる馬車。屋敷そのものから拒絶されているかのような道中もコテコテなのだけど、それ含めて全体的にキッチリとした演出。赤を基調とした屋敷の古城的な古めかしい内装も死の舞台としての説得力があり、キャラクターへ向けられるカメラの残留での違和感の醸成、シーツに覆われて決して姿を見せない弟の存在等、不穏を高めていく手堅さもほんとコテコテなんだけど外さない!

そんなハマー的ゴシックホラーのクラシカルで厳かなムードを有名コメディアンが乱入して掻き乱すというコンセプトは、ユニバーサルホラーに対するアボット&コステロ(最新作は知らないけど『ホーンテッドマンション』もその系譜)を目指してのことなのだろうし、当時低迷していたハマーの旧来的ゴシックホラーのジャンルに対する再度の起爆剤的なアシスト意図もあったのかなーと思うけれど、ジャンル的には終焉を迎えてしまったのが悲しい…。

ハマーがミイラ男でエジプトに対してやったことをインドでも…なところも、イギリス的ゴシックの核心にカーリー神が鎮座するという発想は好きだし、スカーフを印象的に殺意の象徴として使っているあたりもタギーっぽい雰囲気をほんのりと醸し出しているんだけど、うまくいってないような…三相を母親がそれぞれにおいて象徴しつつ…とかを期待してしまった。黒の象徴は良かったけど。でもそんなこと気にならないくらいに楽しいので好き!