フワッティー

女と男のいる舗道のフワッティーのレビュー・感想・評価

女と男のいる舗道(1962年製作の映画)
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例によって、公私共にパートナーであったアンナ・カリーナを可愛く撮ることが出発点の映画。

1つ目と9つ目のエピソードが好き。まずは1つ目。バーカウンターに座り、キャメラに背を向ける男女。カウンターの壁面は鏡張りで、ナナ(アンナ・カリーナ)だけは顔が窺える。ナナは「何よ その目は」と問う。男の目は見えない。

9つ目のタイトルに「ナナは自分が幸福かどうか考える」とある。しかし、映されるのは、ビリヤードの練習場で誰にも気に留められず独り踊るナナである。「可愛く撮る」というテーマに従っているのが分かる。
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