くじら12号

女と男のいる舗道のくじら12号のレビュー・感想・評価

女と男のいる舗道(1962年製作の映画)
-
アンナカリーナはため息が出るほどに美しい。ただただそれを思いながら大半の時間が過ぎていったのだけれど、ラストシーンで呆気なく銃で撃たれ、おまけにラウールにまで撃たれて死んでしまったのに衝撃をうける。引きの構図で突き放された感じもあった。
La mort!
そこからそれまで生きていた彼女の人生を振り返える。
裁かるゝジャンヌでの涙
音楽に合わせて踊る姿
哲学者との会話

死は救いではないと思いたい。

邦題では「女」が「男」より先に来るのがとてもいいなと思う。