えま

女と男のいる舗道のえまのネタバレレビュー・内容・結末

女と男のいる舗道(1962年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

ゴダール4作目。女優を夢見たナナが行き場を失って娼婦になった物語。
フランスを蔓延る売春を批判するともとれるし、堕ちた若い女のバッドエンドともとれると思う。
彼女はきっと所謂娼婦のような人間ではない。貴婦人であり、哲学に興味を示す知性のある女性だった。道が違えば、タイミングが違えば、あの結末にはならなかったと思う。
映画女優になるための写真が、気づけば売春婦としての売り込みの写真になってしまった場面はきついものがあった。
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