このレビューはネタバレを含みます
放送当時リアルタイムで見てたアニメが劇場に復活!ということで観に行きました。
話の内容としては、ざっくり言うと「アニメ本編のダイジェスト」となるんでしょうが、その導入として『荻野目桃果(プリンセス・オブ・ザ・クリスタル(に、よく似た)のすがた)』というキャラクターが使われるのは新要素のはず。
そんな新規カットも含みつつ、見ていた当時を思い出しながら「よく覚えてる」「こんなシーンあったっけ?」と自問自答を続けていたら、あっという間にエンディング…!という感じでした。
編集と構成がダレないのすごいけど、初見さんは補足ないと分かんないよな…というところもちらほら。10周年を迎えたから、原作ファン集合!という感じのアニバーサリームービーと捉えて良さそうです。
もちろんアニメを完走した人は観るべき!これは間違いありません。
今回の作品で、個人的に強烈に「当時ここまで分かって無かったな…!」と思ったのは冠葉と陽毬の関係性。
絶対本編でも描写はあったはず…なんだけど記憶の中で風化しているのか、それとも怒涛の展開に頭がついて行かなかったのか…
何はともあれ、個人的にはこの作品の中で陽毬を痛いほど思う冠葉がヒーローでしかなかった…それを拝めただけで満足です。
そこプラス、映画の音響で聴く『ノルニル』やら『ROCK OVER JAPAN』やら『DEAR FUTURE』といった楽曲…これ、想像の倍くらい感動&興奮しました。音楽の力ってすげぇ。
またこんな新鮮な気持ちを味わうためにも、後半にあたるアニメ本編は見ないまままた劇場に足を運びたいと思います。夏が楽しみ。