フォスフォ

劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM [前編] 君の列車は生存戦略のフォスフォのレビュー・感想・評価

3.7
TV版のリミックスという感じで、新規映像がときおり挿入されるもののきほんてきな内容の違いはない。実写の荻窪の風景にキャラをのせるリアプロジェクションに併せてやくしまるえつこの新曲がながれてきたところはよかったかな。こうしてみると誰かが誰かの身代わりになるエピソードがかなり多く、苹果⇔桃果、苹果⇔昌馬、高倉父⇔冠葉、高倉母⇔陽毬、という風に、誰かの代わりに誰かが傷つく構図が徹底されている。贈与でもあるし、交換でもある。そして愛を獲得するためにはこの交換の網の目を構築するための他者、つまり「何者かに選ばれること」が必須なわけで、この網の目から逃れでたものこそ呪いであり、サネトシ先生であり、こどもブロイラーなのだろうが、この先の回答を後編でみせてくれるんだろうか? 生存戦略。
フォスフォ

フォスフォ