くぅー

ファイター、北からの挑戦者のくぅーのレビュー・感想・評価

4.1
“韓国人は私たちを脱北者と呼ぶ。私の闘いはまだ終わってない。私は闘い続ける、最後まで。転んでも再び立ち上がる。”

北朝鮮から逃れ「脱北者」としてソウルで新たな人生をスタートさせた女性が、ボクシングと出会い、生きる希望と勇気を取り戻す姿を描く本作。

そんなこの作品も、とてもいい余韻の残し方をしていて…と言っても、スポ根的な爽快感はないので、変な期待はなさらずに。

そう、先に脱北していた母親との関係もポイントとなりますが…ある“事故”のシーンなんかは驚きとともに、後からジワっと来て、巧みだったなぁと。

はい、ボクシング作品好きなので、ついつい肩入れしたくなりますが、韓国作品では『クライング・フィスト』と同列にしたい逸品かと。

なお、キャストでは、まずはイム・ソンミ…個人的には初見てしたが、しっかりと名前をインプットした熱演。、
さらには、ペク・ソビンがいい味出してますが…館長役のオ・グァンロクが実にいい仕事してます。
くぅー

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