稼ぐ意味とか、それってコロナ関係なく普遍的なことでは？なんて一瞬おもったのだが、いやいやこれは紛れもなく2020年という現代社会におけるしかもコロナ禍の生々しい生を切り取った、いまをあらわす映画だった。
ほんの一年前のことなのに、一度目の緊急事態宣言下の東京の光景がすこし懐かしかった。
ぐだぐだーっと始まって、なんかずっと情けないし、自転車ひたすら漕いでうだうだしてるし、この映画ひょっとして退屈？なんておもったのもつかの間、土くん宅でのやりとりをみてるうちにみるみる引き込まれて、結局最後には一緒に喜怒哀楽を体感して、うん明日も生きよう、ていう気分。なんだこれ。
カメラや構成がうまいのかなぁ。この監督さんはたぶん、結構したたかだよね。もちろん良い意味で。
とてもいい映画だった！
誕生日の哀楽は涙無しには観られないよ。
