スーパージョンジョン

そして、バトンは渡されたのスーパージョンジョンのネタバレレビュー・内容・結末

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)
4.9

このレビューはネタバレを含みます

洗練されすぎている脚本に演出であった。

2時間超の映画でありながら、むだな演出とありきたりな演出もほとんどなく長くも感じなかった。

キャストも色濃いメンツで各々ものすごくヒット作を残すような人ばかりだが、役者ではなくその映画の登場人物にしか見えなかった。
そして、人生の中で観た映画の中で1番泣いた。

大きな衝撃から、2段階にかけて畳み掛けてくる展開で思い切り感情移入してしまった。

まさに邦画だなと思ったのが、卒業式の旅立ちの日にという誰もがノスタルジーを感じる曲の中で大きな演出を仕掛けたことや、日本人ならではの保守的な男性が血も通っていない娘を育てるという設定だったり、親が何人もいてそこからドロドロのではなく幸せに運ぶこの複雑な展開は、海外の映画にはないストーリーでもある。
また、おもいきり商業映画であるのにも関わらず、安っぽい主題歌ではなくピアノの伴奏でしめて、あざといブランド演出もなく素晴らしかった。

こういったシネコンで公開されるような商業映画でありるが、主題歌やキャストなどに振り回されず、細部にもこだわり無駄がなくドラマチックな人間ドラマ映画が大好きだ。
映画学んでるけど、難しすぎると寝てしまう、、。