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そして、バトンは渡されたのmilukoのネタバレレビュー・内容・結末

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

物凄くこの作品が肌に合わなかった人以外は不快になる可能性があるのでお気をつけ下さい。原作未読なので映画への個人的意見。









登場人物のみなさまがそれでいいなら、というかみーたん可愛さにそれで良しとされていて平和な話に誠に無粋な指摘で恐縮なのですが、涙ぐましい母の努力の内実が金のある男を捕まえる、だったのが残念で、実際それが現実かもしれないがもう少し努力する様子を見せて欲しかった。

娘 天性の愛され。すごく可愛いし健気。彼女がこれほどまでに愛されるキャラじゃなければ成り立っていない。すごい。

母1 出てこない

母2 娘愛ガ〜と言う割に結婚(詐欺)以外の努力が初期以外見えない。初期すごくよかったのに。2番目の父は娘優先に納得して結婚したものの3番目に至ってはちゃんと詐欺。2番目と冷え込む描写もなく次に行ったのもすごく不自然で、3番目との動機も納得がいかない。若い親欲しさに結婚したなら2番目と共謀した立派な托卵行為になるけど納得がいく。道理で冷え込む様子がなかった。切れてないでしょ、3番目との結婚中も。あと、3番目のお金は娘のものだから治療費は頼めない!2番目に頼む!って美談風だけど、普通にそれぞれのお金はそれぞれのものだから。あなたが決めるのはお門違い。

父1 ただ最悪。応援してくれてたから相談なくても黙ってブラジルに着いてきてくれるはず、来ないならそれは裏切り!っていうすごい脳みそ。良い家族ですね、って捨てた娘夫婦に言われてニヤニヤするなよ。

父2 いい人。ただ亡くなった翌日に口止めされた母2の病気ばらすのはお都合主義丸出しだった。

父3 小学校の頃に落としたバトン、すごいトラウマだったみたいですけどその伏線すごい中途半端にされてて活きてなかった。基本的にすごくいい人だったけど、朝に母2(元妻)の訃報聞き、昼何故か母1の墓参りに行く&その場で娘夫婦にあい何も伝えないまま結婚報告を受け、しれっと電話があったって切り出すのサイコパス過ぎてついていけなかった。

娘の夫 父1を尋ねたあとに急に俺ピアノやるよ!ではないんだよ。心の動きが人形みたいだった。ピアノ以外の道を模索していた葛藤が展開のためにあっさりと摘まれて悲しくなってしまった。あと才能のあるピアノをやるから結婚許して欲しいっていうのが一般人的にはそんなに収入がすぐ安定するの?って気になった。

あとこれは子供はいつまでもそういう存在ってことかもしれないけど、娘は皆に愛されて夢叶えて料理人になって愛する人を見つけたんだから、最後はまた守る人としての娘の夫にバトンが渡るのではなくてもよかったんじゃないかなとも思ったりこれは思わなかったりする。(フェミ叩きされそうだけど、女の自立は金のある男だし、父から夫にバトンだし結構家父長制っぽい匂いがするのかもしれない。それがいいか悪いかは人それぞれだけど。)おわり。
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