ロマ音楽なんか好きだったので鑑賞。
Les films du losange
【ワインと大麻】
初めてのトニー・ガトレフ監督。もうどこにストーリーが走っていくのかもわからなかったし、他のロードムービーよりも最高にロードしていたし、何にも縛られない作品を浴びたという感じ。
ダフネ・パタキアのアイドル映画ならぬ、俳優映画というところ。彼女の美しさがこれでもかと伝わってくる。
映画として、論理的であるというよりは、感性的であることに努めていると感じた。音楽が気持ち良すぎた。
しかし、難民のことであったり、貧困のことであったり、故郷のことであったり、この作品におとされている影は多い。でも実際のところ、走っていく物語に呆気に取られてしまって、ちょっと地に足ついて見れなかった。
というわけで、2回目とかで観ても面白いかと思う。
トニー・ガトレフ、他のも観てみようと感じた。
音楽!踊り!縛りなし!ファイト!人生!犬!ということでこの評価。
ラスト3カット悉く海を写したのが印象的。なんというか、パツパツシーンが変わっていくから編集の強さみたいなの感じたかも。