愛子

田舎司祭の日記 4Kデジタル・リマスター版の愛子のレビュー・感想・評価

3.8
滲むような光を見つめながら、強い感情を伴う祈りや願いは、その人を縛る呪いにも成りうるのだということをぼんやりと考えていた
信じるという営みの弱さ無防備さ、けれど確かにそこに宿る敬虔なまなざしに、どこか遥かで茫漠とした心持ちになってしまう
暗澹と沈み翳りゆく面持ちと、それでも決して最後まで純な光を失うことのなかった双眸と
愛子

愛子