このレビューはネタバレを含みます
毎度お馴染み、年に一度の東映の水谷豊接待映画。市民楽団の解散を巡るゴタゴタを延々と見せたうえで、その解決手段が主人公の檀れいや楽団員たちや努力ではなく棚ボタ的なイベントなのはどうよ。
タイトルに「ボレロ」とあるくらいだからボレロの曲が多少なりともドラマに関わってくるかと思いきや、ラストの演奏会でいきなりサビが演奏されるだけなのも驚き。
この曲を演奏するために仲違いしてた楽団員が力を合わせるとか、オーナーの女性の思い出の曲とか何か因縁がありそうでしょ。それが一切ないのが斬新。
ちなみにネタバレだけど、楽団のさよならコンサートを開催しようとした紆余曲折の末、選抜メンバーだけが有名指揮者率いる有名楽団と合同演奏会を開くってのもあんまりなのでは。
市民楽団の楽団員のキャストのうち著名な役者が演じているキャラだけが選抜メンバーで、エキストラっぽい本当に演奏しているキャストは合同演奏会に出演してないの。
ドラマ的にも全然問題が解決していない。