さくぞー

太陽とボレロのさくぞーのネタバレレビュー・内容・結末

太陽とボレロ(2022年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

「相棒」のマルチバース。やっぱイーストウッドって凄いんやね。終わったあと最近観た他の映画のスコア全部+0.1したくなった。

なげーっすよ。3時間くらいあったかと思った。マジで本題までが長過ぎる。予告やチラシのあらすじで分かってる展開までチンタラと…。映画館で集中して観ればもっとスコア上がったと思うけど、序盤で集中する気が削がれる。
ガチで弾いてる魂のこもったオーケストラシーンは俳優さんの作品に向き合う魂に舌を巻く素晴らしさなんだけども、それ以外のストーリーが虚無。演奏の盛り上がりでも挽回できず。解散に至る経緯も、藤堂先生が血を吐いたとこで「おっ」と思ったが結局フツーに経営難。最後の演奏会が合同で選抜なのもなあ。演奏で終わらせてエンドロール入るのは音楽映画の王道を行ってて好き。

素晴らしい実績あるキャスト陣なのに演技が下手なのが気になる。アニメ版テラフォーマーズも豪華声優陣なのに下手に感じたし、製作陣が微妙だと演技にも悪影響が出るのか。
そして名のあるキャストばかりなのに上手く使えていない。『ウエディング・ハイ』『記憶にございません!』etc面白い作品はキャラ全員の見せ場を覚えているんだけど、これは誰が出ていたかを覚えていてもキャラを覚えられなかった。みんな何かウザかったのは覚えてる。藤堂先生とゲストの西本智実のオーラに負けていた。
「ふつう」の人がテーマとはいえ…。

映像:==E
脚本:==E
編集:=F
俳優:===D
人物:=F
音楽:====C
音響:===D
【MVP】西本智実
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