その昔、アメリカから沖縄が返還される前夜の話。
コザの暴動というのがあったんだよ。
米兵たちもベトナムへ行かされる前に、思い残すことなくハメを外して遊んで、そのおこぼれに預かって苦労して生き抜いてきた住民たち。
が、ついに堪忍袋の尾が切れてしまった出来事。
この作品は今の若い子たちに、戦後こういうことがあって今の沖縄があるんだよと分かりやすく教えてくれる教科書のよう。
みんなのオジー、オバーはこんなにカッコ良かったんだぜ!と。
始めはなまり満載で笑いをとりながら50年前にタイムスリップさせて。
当時の雰囲気を忠実に再現させていて、興味深かったです。
で、バンド。
おおっ、ディープ・パープル??
正に本物のロックを味わえました。これは当時相当人気があったんでしょうね。レコードもたくさん手に入っただろうし、きっと時代の先端を行ってたんだと思います。内地のコピーバンドなんかより断然に。
今も現役で活動されてるなんて、頭が下がります。この年代の方々はホント元気です。
沖縄の忘れてはならない記録、ひとりでも多くの方に観て心に留めてもらいたいなと思いました。