めあり

草の響きのめありのネタバレレビュー・内容・結末

草の響き(2021年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます


不器用な主人公とその周りで寄り添う人たちの心情が、北海道の街並みとともに美しく描かれた作品。

静かに淡々と日常が描かれる様は、ヨーロッパテイストで、濱口監督の作品を彷彿とさせます。

北海道の自然と調和した街中の風景や、
ピアノの音色が耳に心地よかったです。

友達が家にきているのに「1日休んだらダメ、毎日のルーティンだから」と走りに出てしまう、真面目だが不器用な主人公を見ていると、自分の不器用さと重ねてしまい、心にくるものがありました。

走る主人公と、いつのまにか並走している高校生の演出、「なんでこうなっちゃったんだろうね、わたしたち」という台詞が印象的でした。
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