結構辛辣なことを言っちゃう秘書と、周りに持ち上げられて出馬した素人二世候補。
りえちゃんのアホでヤバそうな感じ良かったな〜(笑)やっぱ上手い！
会見での「カクカク」が最高過ぎた(笑)
地味に頭に残って、思い出し笑いしてしまうw
前半は、彼女の困った行動に手を焼く秘書、窪田くんとのやりとりがゆるくてズレてて面白い。
それを囲む事務所のメンバーが、大好きな小市さんに、内田さん、音尾さん！テンポも空気感も最高。安心感しかない✨
最初は彼女を「ただのヤバいやつ」と思って笑えるんだけど、中盤以降に出てくる、様々な選挙や政治における「この世界ではよくあること」によって、見え方が変わってるくる。
当たり前のように淡々と話し合われる不祥事の揉み消しも、おじさん達の清洲会議も、実際こんなことがあるんだろうなぁと思うし、映画だから笑ってみてるけど、異常な光景だ。
だからそれに疑問を呈する彼女は、多分正しい。あれ？ヤバいのは彼女じゃなくて周りなのでは？となってくる。
こんな世界は嫌だと思っても、沢山絡み合った思惑に推されて立候補した彼女が、途中で辞めることは実際難しい。
そこで秘書と2人で様々な作戦企てるものの、全然思惑通りに行かず(笑)
笑いながらも「世論てこんなもんだよね」と、なんだか今のSNS社会が怖くなる。
コメディなんだけど、自分の意志とは関係ないところで色んなことが動いていく様を見るのは、妙にリアリティがある。
それが選挙の裏を垣間見るようなかたちで表現されている。
これから2人がどこに向かっていくのか…
クスクス笑ってた没頭では考えてなかった、ちょっと静かなラストでした。
全体的に脚本がもう少し…って思うところもありますが、この感じ、嫌いじゃないです。
余談ですか窪田くんのメガネが最高。
あの野暮ったいフレーム選んだ人優勝！w
そして宮沢りえ最高！
彼女だから成立した「川島ゆみ」だったと思います。
