2022.02.26/044/GYAO
インテリアデザイナーのソフィーは、仕事は順調だが少々疲れ気味。彼女がリフレッシュ休暇を取って出かけるのは、オフィスに飾っているお気に入りの絵に描かれた場所。
キャンバスの裏に書かれた〝サマーサイド〟を手掛かりに予約したコテージ風の民宿は、自然豊かな美しい海辺にある〝サンセットテラス〟。オーナーのマイケルは優しいシングルファーザーで、娘のケイリーは素直で可愛い。町の人達もみんな親切で、のんびりと休暇を過ごすにはぴったりの場所。
あの絵は、ソフィーのおばあちゃんが描いた絵で、かつての宿泊者の写真の中におばあちゃんの若かったころの写真を見つけて、今いる場所から描かれた絵だということを確信するソフィー。そして、ソフィーにとってもお気に入りの場所に。
オーナーや娘と仲良くなったソフィーは、昼間はカヤックをしたり、夜は都会では見ることのできない綺麗な星空を眺めたり、山盛りのポップコーンを抱えて映画を一緒に観たり、めちゃめちゃ楽しそう。朝食のワッフルをオーナーが焼いてくれてテラスで食べるのも美味しそうで、こんな休暇を過ごせるなんて、うらやましい限り。その上、行動的な彼女は、オーナーに内緒で、知り合った近所の人達をテラスに招いて、絵を描いたり、ヨガをしたり、パンをこねたりして、エンジョイしまくり。さらに、サンセットテラス〟が、かつては、誕生日会や結婚式など街の楽しい催し物の定番スポットで、みんなの憩いの場だったことを知ると、渋るオーナーを説得して、街の人達を招待してパーティをやっちゃおうとするイベンターの側面も。ただ、ここまでくるとやり過ぎだよなあって感じもするけど。そして、会社からの急な呼び出し。果たしてパーティの準備は間に合うのか。町の人たちは集まってくれるのか。うまくいきそうに思えたオーナーとの恋の行方も雲行きが怪しくなって…。最後まで目が離せない展開に。
流れる音楽も軽快で、色使いも素敵。〝サマーサイド〟の街並みも、〝サンセットテラス〟から眺める景色も最高で、癒されること間違いなし。お話に出てくる人たちはみんないい人たちばかりで、優しい気持ちになれるとってもハートフルな映画。仕事に疲れたときにお勧めだね。
