Sankawa7

ひまわりのSankawa7のレビュー・感想・評価

ひまわり(1970年製作の映画)
4.0
知人のススメでセルDVDにて鑑賞。

イタリア🇮🇹ネオレアリズモ映画の代表作。
50年前の作品ながらカラー映像の美しさ、ウクライナの大地に咲き誇る🌻🌻🌻の映像は映画史に残る場面となった。

アメリカ、フランス、イタリア、ソ連の合作。スターリン死去にてやや冷戦緊張緩和されていた頃、冷戦期としては初めてソ連国内でロケーションが行われた映画となった。

戦争で引き裂かれた夫婦のソフィアローレンマルチェロマストロヤンニ主演。音楽はヘンリー・マンシーニ‼️

戦時にイタリアで恋に落ちた2人、最初の方は2人のイチャイチャ描写をひたすら見せられる。食事中にいきなり胸揉んだりイタリア人どんだけ⁉️と思った😅

アントニオは徴兵回避でメンタルを病んでいる振りをしていたことがばれてしまい、厳しいソ連戦線に送られる。戦後妻ジョバンナは夫の帰国を待ち続けるも帰国せず。ついに、ソ連に乗り込んでアントニオを探し続ける。そこでジョバンナが見たものは❗当時西側世界ではほとんど見ることができなかったキエフ⁉️の街の映像が生々しい。そしてその後出てくる新興団地、当時のソ連的にはそれらを西側に見せつけたかったのかもだけどなんか普通☺️

ヘンリー・マンシーニの悲しい音楽の旋律と二人の悲恋ストーリーがとてもマッチする。

🌻🌻🌻畑の美容者は圧巻。団地の映像とかは吹っ飛ぶ。

マーシャ役のソ連のバレリーナ、女優のリュドミラ・サベーリエワの美しさに驚く。
今思うと国の威信を背負った出演だったのかな。

ラストの駅と列車、陸続きのヨーロッパならではのシーンが新鮮。

日本で人気があるのも納得の展開とエンディング。
Sankawa7

Sankawa7