映画 ひまわり(1970)イタリア.フランス.アメリカ.ソ連/107分
監督 ヴィットリオ・デ・シーカ
脚本 チェーザレ・ザヴァッティーニ
アントニオ・グエラ
ゲオルギー・ムディヴァニ
主演 ソフィア・ローレン
マルチェロ・マストロヤンニ
リュドミラ・サベーリエワ
戦争なんて無ければ2人はいつでも幸せになれたハズだった。
戦争映画の名作と言われるだけあって実感させられる部分がちゃんとある。
お互い愛し合いつつ、それぞれの愛を見つけてしまった。
最初はすげぇバカップル見てんなぁと思ったけど、後半で一気に切なくなった。
陽気な彼ら彼女が、次第に老けて精神を病んでいく。
今まで観た作品の中では、男性が色々な事に巻き込まれたり趣味や夢に没頭をして、知らないうちに恋人の女性が他の男性と幸せになるような物語が多かったが、今回は記憶喪失になって他の女性と家族を作ってしまった男に絶望する元恋人の女性という視点で観れた。
でもまぁ、ラスト、こうなるよな。
たまにでいいから会って欲しいとも思うが色々思い出してしまったら嫌だもんな。
多分一生、会わないと思う。
だって赤ん坊の名前がジョバンナの元彼のアントニオなんだからな。
前半と後半の回想シーンの見方が状況によって色々考えさせられるの良いな。
