ラッキーマウンテン

セールスマンのラッキーマウンテンのレビュー・感想・評価

セールスマン(1969年製作の映画)
4.1
このポスター、元のデザインなのか今回日本で上映するために起こしたものなのかわからないけど、めちゃくちゃいいデザインだな。
安くもない聖書を金持ちでもない人に売る話。

ここから思い出話だけど、学生時代に有線を一般人に売り付けるバイトをしていた。iPodとかデータ配信が定着してきてた時代だったので、録音もできないし曲名やアーティスト名もわからないただの垂れ流しサービスを売るのがめちゃくちゃ辛かったのを思い出して、あれが自分の中でトラウマになってるんだなということに気付いた。
金持ちも契約してくれたけど、そんなに金なさそうな人が楽しそうに契約してたんだよね。それが心底辛かった。実際は金持ってたり本当に音楽を聴くのが好きとかだったと思いたい。

そんなわけで資本主義ほんとヤダーーーッと鬱になりながら映画納めした。
決起集会みたいなやつもマッチョイズムばきばきでげんなりした。
主役のおじさんたちのモーテルでの一時や巧みな話術だけが良心……にならないんだよな。やっぱり資本主義ヤダーーーッ!おわり