kensteady

シリアスマンのkensteadyのレビュー・感想・評価

シリアスマン(2009年製作の映画)
3.8
主人公のラリーが真面目で信仰心の強い人間だからこそ「はぁ?」と思う不条理の連続なんだけど、当の本人は不確定性理論を大学で講義しているのもまた不条理。コーエン兄弟らしいシニカルでユーモラスな脚本が気持ちいいのとむず痒いのが半々くらいで面白かった!

もう途中からコントなんじゃないかと思うくらいネタの応酬なんだけど、ラリーの表情は常にシリアスだったり困っていたりでそれがまた面白い。

結局、下位のラビが言っているのが真実かと思いきや、最長老のラビは「真実がウソだったら」という始末。
kensteady

kensteady