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サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)のgreendavidのレビュー・感想・評価

3.6
公民権運動に揺れ動いたアメリカ黒人にとっての60年代。その最後の年に、このディケイドを貫いた「変化」を象徴する音楽フェスがあったとは…。当時のフッテージも織り交ぜつつ、主役の音楽を魅力的に聴かせる構成は◎。個々のトピックの着眼点もさすがクエストラヴって感じで唸らされる。
ミュージシャンのパフォーマンスは全部素晴らしいですね。アフロ・アフリカン直系のルーツ・ミュージックからモータウンの売れ線3分間ポップスまで、「黒人による音楽」という一貫した軸の上で色とりどりのジャンルが踊っている。バズ・ラーマンによる傑作伝記映画「エルヴィス」の副読本としても是非!
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