レインボー・リール東京のスケジュール合わず、一般公開で。
見終わって思うのは(何もあんなに主人公に色々背負わせる事ないじゃないか)だった。
過去の罪を背負い、その事で家族の生活を背負いそしてまた罪を背負う。
あまりに主人公が報われないと悲しくなった。
のだけど、英語タイトルがふと目に入った。
「Dear Tenant」(原題もほぼ同じ意味か)
親愛なる同居人へ。
日本語タイトルは誰から誰に向けた言葉なのか今ひとつ見えずいたのだけれど、
そうか、同居人へ伝える物語なのかと気付いた。
すると矢印の向きが、主人公からおばあちゃんへであり、おばあちゃんから主人公である。
あるいは主人公と子供への両矢印。
そして何よりパートナーへの思い。
もうひとつ。
パートナーからの視線か。
と物語を読み解くと、あぁ主人公はそれでも報われるのかとようやく気がついた。
胸を抉るような物語だけど良い映画だった。