sakura

成れの果てのsakuraのネタバレレビュー・内容・結末

成れの果て(2021年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

とても、「さよなら渓谷」。

唯一、加害者と被害者“の姉”なところが
違うくらいだなあと思っていたら、
「あなたにならバレる心配がないから」
と被害者が言ってて、もうモロだった。

主演が萩原みのりさん一人となってるけど、柊瑠美さんもなかなかだったと思う。最後の「あなたより上だから」という本性が最低すぎて大好きで、これがこの人の“すっぴん”なんだな、と思った。

わたしは長女なので、こういう危なっかしげな妹を心配する余裕を見せながらも、内心まじ大っ嫌いお前のせいでってなる気持ちすごくわかる(なおわたしの妹は全然わたしより良い子)

最後のお姉ちゃんのくだりがなければ☆2、あのくだりに☆1.1。
もはやお姉ちゃんの話、といえる気がする。

あの排水管工事の男だけは、一秒の救いどころもなく誰に対しても最低だった。小夜に対しての発言はもちろん、最後なんで家に上がってんのかもきもいし、ああいう自分に自信ないタイプの男の使う手口(というかタイミング)がいかにもってかんじで本当にきもい。

エイゴくんは来世ちゃんの人よね、、、?
こんなとこまで着いてきてくれたのに、可哀想に…と普通に思ってしまった。ただのいい人なばかりに可哀想な役。

それから、お姉ちゃんの友達の女は、なんなの?
田舎から出る努力も、自分を磨く努力もしないで一人前に幸せになろうとしてるなんて甘いのよ。みんな努力してるの。ああいうタイプの女一定数どこにでもいるけど本当に嫌い

120分観られるかと問われれば微妙だけど、80分では少し足りない気がした。
このすっきりしなさは、プロミシング・ヤング・ウーマンでも観て、男らと頭弱そうな自称小説家の卵女をキャシーに処してもらうしかない
sakura

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