恐縮

かそけきサンカヨウの恐縮のレビュー・感想・評価

かそけきサンカヨウ(2021年製作の映画)
2.5
今泉力哉監督はとても大好きなので期待大で映画に臨んだが私には物足りなさすぎた。
そこには綺麗な部屋から綺麗な日差し綺麗な世界に綺麗なセリフ、ニキビのひとつも感じない綺麗な肌をした人間が綺麗に暮らしてた。まるでおとぎ話の様で現実味が無く、そこに私が介入する余地は無かった。
役とセリフと世界がそこには広がっていて不自然なほど物語であった。
人間味が感じられず登場人物一人一人に糞尿をするのか尋ねたくなった。
物語が2転3転してる風でもそれは結局おとぎ話の世界での緩やかな起伏でしかなく、退屈な世界に迷い込んだ気分となった。私がそこでオナニーをしても現実世界とのギャップは埋めきれない程だ。
これはあくまで私の価値観であり感想です。役者の皆さんはとても素晴らしくその方たちの技量で賄われてた分もあったように感じる。今泉作品の日常感が好きな私からしたら少しショックであった。
こんな私が鑑賞してしまって大変申し訳ない。
恐縮

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