窪美澄さんの短編集の中にある原作で
読んだことあったけど忘れてた。
でも「サンカヨウ」という植物の名前
と共に見ているうちにだんだんと
思い出してきた。
3歳の時に離婚した父と暮らす陽。
ある日再婚相手とその娘と暮らすことに。
思春期の女の子の揺れる心を志田紗良
ちゃんが見事に演じてます。
同級生の1人、陸役の鈴鹿央士くんも
良かったなあ。
心臓が弱くて、やりたかった夢も
無くなりこれからどう生きるのか。
彼もそうだし、同級生の母子家庭の
女子役(鈴木沙樹)の子とか、それから
再婚相手の美子(菊池亜希子)とか
皆などこか悩みを抱えていて、でも
相手のことを思う気遣いもできる。
台所で陽が美子に
「お母さんと呼んでもいい?」
のシーンは号泣してしまった。
あ、そして井浦新の地味な存在感
(褒め言葉w)も良かった。
とにかく見たら必ず優しい気持ちに
なれる、そんな作品でした。