ドキュメンタリーを観たのは人生で初めてなのだが、とても良かった。AppleTV+のため、4Kの美しい映像も魅力。我が家のデカ4Kテレビが初めて活かされたかもしれない。
コロナ禍における世界の変化を動物たちの視点から描いた作品。人が外出しなくなったことで、これまで人間に住環境を妨げられていた野生動物たちがのびのびと暮らせるようになったという話。
日本からは奈良が取り上げられていた。観光客からの鹿せんべいを主食にしていた鹿たちが、今は街に点在する草木を食べ生きているという。
逆に、自然豊かな地域に暮らしていた動物たちは観光客の激減で元の暮らしに近い生活が出来ているそうだ。アフリカに住むチーターは捕らえた獲物を子に分け与えるため離れた地にいる子供たちを鳴いて呼ぶ必要がある。以前は観光客や写真家の乗る車などの騒音で鳴き声が届きにくかったが、それが無い今ではしっかりと届くようになった。命に関わる鳴き声が届くようになったことで、繁殖率が上昇し個体数が増えることが期待されているらしい。
その他多くの環境の変化が40分ちょっとの尺に収められているので是非観るべき。現在だからこそ見られるであろう貴重な映像。学校なんかで資料として見せるべきだと思う。