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ベネデッタのTENのネタバレレビュー・内容・結末

ベネデッタ(2021年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

一瞬のグロに相変わらずのバーホーヴェンを感じて嬉しかったと共に、未だなおストレートにオブラートに包み隠さずバーホーヴェン映画という作品を作り切るバーホーヴェンに感謝。

信仰は信じなければ奇行だし厄介だし偶然かもしれないけど、信じれば奇跡だし救世主だし代弁者になる。途中でみなぎるまでの自信をベネデッタに感じたのだけど、それは本当に誰よりも心の底からキリストを信仰してるからこその自分の威厳に見えたし、疑心の生まれる余地が沢山あったとしても最後の結末を見てしまえばそれが信仰だったとも取れる。起こりうることは起こるから否定も肯定もできないし、過去の誰がどんな体と中身だろうと可能性は否定できない。

人は信じたい物しか信じないし、結局自分を中心にして生きることしかできないうえで、世の中の定番をぶち壊して打ち立てるようなベネデッタの物語は面白かった。

バーホーヴェン色んな人ブチギレさせてそう(笑)
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