mito

べイビーわるきゅーれのmitoのレビュー・感想・評価

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)
4.1
2021年88本目。
高校を卒業した殺し屋の女の子二人の同棲生活と、思わぬトラブルで遭遇したヤクザとのいざこざをグダクダしたノリで描く。

主人公の殺し屋ガール二人の掛け合いはまるでブックスマートのようで、ハマるとずっと聞いていたくなる心地良さ。

低予算感は否めないが、アクションはキレッキレで女の子もいる中でザ・レイドばりの立ち回りを見せる。
特に殺し屋の片割れ、コミュ障の女の子を演じる伊澤彩織ちゃんの動きはかなり高水準。
邦画の低予算アクションは効果音で誤魔化すきらいがあるが、この作品も確かに打撃音等を使いはするが、その補正に対して動きがしっかり伴っているので違和感があまりない。

会話劇は完全にコメディ寄りで終始グダクダやってる(笑)
基本、全員がふざけた事吐かしてるので、人間ドラマやシリアス展開は皆無だが、会話の小気味良さや、今しか笑えないネタ等、個人的にはかなりハマってしまった。

ファブル同様、ストーリー的にもアクション的にも発展の余地が大有りなので、是非とも続編を希望する!
mito

mito