ゆるい日常感が最高のタメとなり爆発的な切れ味抜群のアクションを引き立てる。このゆるとキレのバランス感覚がとにかく歪でクセになる。とてもアニメ的な世界観、キャラクターと演出で登場人物たちにも愛着が湧きやすい。あのまひろのだるそうにしんどそうにぶつぶつ言いながら過ごす感じとか最高に愛おしい。そこからのキレッキレな格闘との高低差ありすぎるギャップ。まひろとちさとのだらけ生活描写から伝わる心地良さ。2人にとっては当たり前のように日常に殺しがあり、なんとか社会に適応して行こうとゆるく奮闘する。意外と適応して行けるちさと。やっぱり無理だとさらに社会との距離を感じていくまひろ。そしてお互いに補い合いながら生きていく。高水準なアクション描写にはとことん度肝を抜かれる緊迫感と迫力があり信じられないくらい引き込まれる。愛おしい作品が増えました。
