ふぐ子

べイビーわるきゅーれのふぐ子のネタバレレビュー・内容・結末

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

「バカでありがとうございまーす!!!!!」

2023年、29作品目「ベイビーわるきゅーれ」です。
2021年公開。
監督・脚本は阪元裕吾。
「ファミリー☆ウォーズ」の監督なんですね!
ファミリー☆ウォーズ、当時は結構話題になりましたよね・・・笑

■あらすじ
女子高生殺し屋2人組のちさととまひろは、高校卒業を前に途方に暮れていた…。
明日から“オモテの顔”としての“社会人”をしなければならない。
組織に委託された人殺し以外、何もしてこなかった彼女たち。
突然社会に適合しなければならなくなり、公共料金の支払い、年金、税金、バイトなど社会の公的業務や人間関係や理不尽に日々を揉まれていく。
さらに2人は組織からルームシェアを命じられ、コミュ障のまひろは、バイトもそつなくこなすちさとに嫉妬し、2人の仲も徐々に険悪に。
そんな中でも殺し屋の仕事は忙しく、さらにはヤクザから恨みを買って面倒なことに巻き込まれちゃってさあ大変。
そんな日々を送る2人が、「ああ大人になるって、こういうことなのかなあ」とか思ったり、思わなかったりする、成長したり、成長しなかったりする物語である。(Filmarksより引用)

■感想
人からお勧めされた作品なのですが、ポスターを見た時に「えー・・・日本人の可愛い系女の子2人が銃持ってる感じか・・・洋画に出てくるようなカッコいい女の人が銃ぶっ放す系は好きだけど・・・なんだろう・・・完全に偏見だけど、日本人の若い子が銃持っててもそんなになんだよなぁ・・・貫禄がないしなぁ・・・」と思っていました。
でもせっかく勧めてもらったから・・・と思い、見始めて3分で上記のことを土下座して勧めてくれた人に謝りました。(土下座の精神をネット回線に乗せました)

3分から10分までは超戦闘シーン。
ここで既に魅入ってしまいました。超かっけー!

しかし、「という夢を見ていた」みたいな展開になり「あ、ちょっとイタイ系の女の子なのかな?」と思ったら、ちゃんと殺し屋で安心しました。

その後も本当サクサクと殺していく。
もう気持ちいいぐらいにサクサク。
同情したり、葛藤したりがほとんどない。
普通の人として社会に出る方の葛藤の方が大きく描かれている笑
2人とも社会不適合者なので、ファブルのように普通の仕事も上手く〜とはいきませんが殺しはピカイチ。

落ち着きがなかったり、急に挙動不審になる感じが社会不適合者感強いです。目の動きとかが見てて辛い。(私も同じなので)

結構重要人物になってくるんだろうなと思ってた人とかもサクサク死にます。楽しい。

途中ちょっとした喧嘩?仲違い?みたいなこともあるんですが、そこも女の子特有のドロドロとかなく、ほんわかします。
とにかく「女の子ってこういうところあるよね」をほとんど感じさせない。

続編もあるとのことで期待したい・・・!
来年には3作目も公開とのことなので、2作目が面白かったら3作目は劇場で観たいですね✨
ふぐ子

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