このレビューはネタバレを含みます
隣の部屋に住む殺し屋の生活を観ている感じ。
映画の中の殺し屋って基本人間離れしているから、架空の存在として見られるけど、バイト先の上司が面倒くさいとか、仲直りしたくてケーキを買うみたいな共感できるポイントが多くて親近感が沸いた。
でも急に気軽な殺しが発生するから、「あれさっきまで普通の人じゃなかった?」みたいな驚きがちょいちょいある。友人だと思ってたら実は殺し屋でしたみたいな。殺し屋だけど。
全編日常系みたいなノリなのかと思って観ていたから、最後のアクションシーンにはかなり息をのんだ。緊迫感とか見せ方とか、もしかしたら負けちゃうんじゃないかとか。ちゃんとめちゃくちゃ強くて良かった。
あとは何もアップデートできてない極道の親父もよかった。ギャグっぽくもできたと思うけど、ちゃんと怖さもあるし嫌な奴だった。
のんびりと暮らしていてほしいけど、一回ガチシリアス回とかも観たいなと思った。