このレビューはネタバレを含みます
2D/日本語
悟飯が魔貫光殺砲を放つ!その一点だけのエモーション!
画面の端で繰り広げられるくだらないギャグに対して、他のキャラが仰々しくツッコんだりしないのも鳥山明イズムを感じて心地よかった。
「悟飯がメイン」「タイトル(テーマ)がスーパーヒーロー」ということでグレートサイヤマンの登場を確信してたのに1ミリも触れられず。そういうもんなんだ…。
ドラゴンボールファンにとって子ども時代の「スーパーヒーロー」はZ戦士だったはずで、この辺りもアツい掘り下げがあるかなと思ってたら全然だった。そういうもんなんだ…。
演出面、個人的な好みではもっとあざとくても良かった。師弟関係にフォーカスするなら尚更、修行時代の回想シーンとかを使った"溜め"が欲しかったな〜。ピッコロに聞こえるか聞こえないぐらいの小声で「ボクにとってのスーパーヒーローはピッコロさんですよ」とかボソッと言うぐらい直接的でも良かった。設定に詳しくないライト層にもこれがあるだけでアツさは伝わるし。
CG作画への不安は杞憂でした。オープニングの原作タッチ風アニメーションも最高。叫びすぎなセルマックスは流石に過去音声の加工だと思ってたけど若本さん新録っぽくてビビってる。