このレビューはネタバレを含みます
ムービープラス放送分を録画して鑑賞。
多分、人生初アルゼンチン映画🇦🇷。
昨年のワールドカップでは
盛り上がりましたが、政治的には
なかなか安定しない国のイメージ。
アルゼンチンの預金封鎖を
知らなかったので調べたけど
なかなかに分かりづらい。
ブラジルの金融レート絡みらしいが
お国柄や国民性、政情なども含めて
理解しないと、難しいか。
ただ
映画作品として、普通に面白い。
騙し取られた(と言っていいのか？)
お金を取り返そうとする、善人の高齢者。
どっかで観たような気もするけど。
この後もこの街で暮らすから
直接的な方法ではやらないと言ってますが
取り返し方が、かなり物理的です。
変電所爆破はありえない！
「君の名は」でもやってたけど
物凄い迷惑。復旧が大変そう。
主人公は元サッカー選手で
地元の英雄ってのが、
いかにもアルゼンチンっぽい。
あと、車も古くても動くのは
使い続けるってのは、個人的に
勝手に思っている中南米のイメージ。
投げやりな日本語タイトルよりも
英題の『英雄的な敗者』の方が
しっくりきて好き。
孫と遊ぶシーンと
精神的仕返しをするラスト。
盗られた側も、全て失ったって感じでは
無いのは、良かったんですかね？
エンディングの唄の歌詞。
あの愛国心が、ワールドカップの
応援の下支えなんだろうなぁと。
羨ましくもあり、恐怖心もあり。
ラテンのノリは理解が難しいですね。
2023-25
