このレビューはネタバレを含みます
あみ子と周りのハートフルなお話だと思いきや意外にヘビーな展開で見ててずっとしんどかった。
無垢で純粋であることはある種の罪だ。
応答せよ、応答せよ。こちらあみ子。
あみ子はわからないし察せないし変わってるけど、いろんなことやたくさんの気持ちを教えて欲しかったし、答えて欲しかったんだよね。
好き(?)な男の子に殴られて、坊主の男の子に自分の気持ち悪いことを聞いて、初めて自分を客観視し始めたあみ子。
これから少しずつ、少しずつ周りと溶け込んでいくのかなあ?
客観的には周りを無意識に傷つけるわ親とも折り合えないわですごく悲惨な状況に思えるのに、最後には幽霊からの手招きを拒否し、笑顔で「大丈夫」と。
その姿に、あみ子の逞しさと強さを感じずにはいられない。