このレビューはネタバレを含みます
"星の子"の今村夏子原作で気になってたが、上映当時に待ち合わず結局サブスク。思ってた以上に井浦新や尾野真千子など有名どこな俳優が出ててびっくりした。
最近ミニシアターでやるような映画ばっか追ってるけど、結構な頻度で出てくる井浦新やっぱすごい。シネコンでやるような映画・ゴールデンの民放ドラマなど第一線で活躍してるけど比較的に興行が少なそうな映画にも出てる。脚本や役柄を見て自分がやりたいのを本当に選んでやってる感じがする。
正直どういう映画なのかを見た後もわからずに、そもそもジャンルで分けられるものでもない。サバカンのような一夏の思い出のようでもなく、子供が成長するような話でもない。純粋無垢なままで接するが故に、周りが振り回されてついて来れなくなってしまう。素直に生きてるだけで人に迷惑をかけてしまう。途中、オバケの行進が始まったあたりから急に荻上直子作品のような雰囲気に変わってから、どんどん俯瞰的な撮り方じゃなくアミコ視点で展開していくのかと思ったけどそっちにも転ばず。
周りに同調できない子供はいじめられて除かれてしまう。それでも突き通すアミコの純粋さが徐々に現実を知ることで押し殺していっちゃうのか？それが良いのか？と考えさせられる。星の子でもラストで好きな先生から自分のこれまでの人生を否定されたように、現実を突きつけて目覚めさせてく。その中で幼い主人公は何を思うか、みたいなのを描いてたから結構似たような作品ではある！！
