このレビューはネタバレを含みます
発達障害であろうあみ子と周囲の話。
主人公の家族や同級生、月日が経つことにより浮立っていくあみ子の一般とは感覚が異なる様子が映されていました。
あみ子との関わり方に悩む家族。
周囲と異なる感覚に、気づきながらもどうしてよいのかわからず見てみぬふりをし、月日が流れていくさま。
兄の背景は映されていなかったが、学校で
あみ子のことを言われていたんだろうな。
ハゲができたのも親の再婚や学校、あみ子のこと。色々なことが重なりながら、少しずつ優しい兄は非行に走っていった。兄の立場が辛いなと感じた。
誰が悪いわけでもないのに。
あみ子にとっての普通。
世間一般の普通。
普通ってなんなのだろうと考えさせられました。
時折あみ子にしか聞こえない音はなんだったのだろうか。兄が助けてくれたがあれはあみ子の妄想なのか?
ラストシーン、海に招かれていたが手を振っていた。そこが彼女らしく、彼女の意思を表しているのかなと色々考えるラストシーンでした。
軽い気持ちで映画を閲覧しましたが、とても考えさせられる一本でした。