naoズfirm

こちらあみ子のnaoズfirmのレビュー・感想・評価

こちらあみ子(2022年製作の映画)
3.3

崩壊🎬

ストーリーは風変わりで純粋な小学生である主人公の行動が巻き起こす日常を描いていました。作品は主人公を中心に彼女の行動で周囲の人々を変えていく過程、発達障害を抱える娘と愛する事に挫折した継母の関係が描かれていました。子供は純粋無垢であり、気になった事は何でも知りたがり口に出してしまう存在です。そこに善悪はなくタイミングや背景を考えず、無邪気に良くも悪くもズケズケと心のテリトリーに入ってきます。"無邪気" "無知"は罪な事であり、本人が相手を傷つける意思や意図がないとしても無意識のうちに傷つけてしまう事もあります。ただそれを子供に求める事は無謀であり、大人になるにつれ理解・形成されていくモノだと思います。個人的には主人公の障害を知った上で再婚し、育児放棄した母親の存在が一番許せませんでした。余りにも無責任であり、自分が産んだにせよ、再婚したにせよ、我が子となった瞬間から一生愛し続ける覚悟ない人に親になる資格がないと思いました。
naoズfirm

naoズfirm