このレビューはネタバレを含みます
相変わらずの古典推理小説の設定なのに現代的な舞台と見せ方、それだけで推してくる。いいセンスだ。
孤立しているのに絶海の孤島とまでは言わないし、クラシックな探偵なのにしっかり現代にアレンジされている。
ストーリーもやはり古典的で、クセがあって、わかりづらい。この、わかりづらいのが海外の古典ミステリの特徴。洋物は特にわかりづらい。
もちろん大事なところは全てカバーしているし、「だからあの時!」となるとことも多い、からこそ楽しめる。しかし完全に、あースッキリ!とならないのが、ほんと特徴を捉えている。なんか消化不良感が残っちゃうのが古典海外推理小説だ。多分ヒントはあったんだろうなあ。
あのラストのラスト、一体何割がモナリザのマネしていると気づくんだろう、、、
驚くべきはこの映画が、あの、あの、映画に1ミリもリスペクトがない、ネトフリから出ていること。ドラマもどきの映画しか作れないネトフリがここまで完成度の高い映画を作るようになったのか!