このレビューはネタバレを含みます
ストーリーはヘビーで息がつまる
どうかこのまま幸せな日々が続いてと
祈るように見てたけど
幸せなシーンの後には必ず
何かよくないことが起こることを知っている
人生はcruelだ
監禁した男が、カタコトの英語で
スティルウォータって言ったときは
もう少し水をくれって意味だと
信じたかった
息がつまりそうなこの映画の中で
タバコが自由を象徴している気がする。
フランスでは車の中でもどこでも吸えたのに、マズそうな料理が振る舞われ冷蔵庫の中に巨大なミルクのあるアメリカでは煙を吐き出すことさえできない。
自由を手に入れた場所が檻の中のようだ。
冴えないアメリカの中年男を演じてはいるけど、時々隠しきれずにジェイソン・ボーンが表情に漏れてくるマッド・デイモン、いい映画でした。