はる

スティルウォーターのはるのネタバレレビュー・内容・結末

スティルウォーター(2021年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

140分という長さから、驚きの結末になるかと思っていたら、事件の真相自体はそうでもなかった。事件や、父と娘の関係よりも、人種差別的な面で見応えを感じました。

あの後、アキームはどうなったんだろう?アラブ系の容疑者が浮上した途端、詳しい調査もされないままに白人の女の子は釈放される、これがマルセイユスタイルなのかな。

その後のアキームについて言及されていなくて、もやもやした終わり方だったけど、実はバーの元店長の言葉がこの作品の核だったりして、って考えたら、なかなかに面白い。アメリカ人とフランス人の気質の違いも興味深かったです。

父娘やマヤたちの描写が長かったから、で?どっち寄りなん?とも思いましたが😅

どちらにしても、最新のマット・デイモンをいっぱい観れたから満足しています。(今回もヒゲモジャだったし、かわいそうなパパ役でしたが。)オミクロンのせいで劇場鑑賞を見送ったから、早々に配信されて嬉しい。

娘役のアビゲイル・ブレスリンがまだ20代だったことにビックリ。『私の中のあなた』では難しい役をこなしていたから、もう30代くらいになってる感覚だったけど、あの頃はまだ子どもだったのね。

今回は受刑者でありながら栄養過多な体型の女の子でした。パパの体型に似せた?
怒りの表情に迫力があって、ピッタリの役柄だと感じました。
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