AB型の末っ子

スティルウォーターのAB型の末っ子のレビュー・感想・評価

スティルウォーター(2021年製作の映画)
4.5
「人生は冷酷だ。」

めちゃくちゃずっしり重くくる。
人間は、間違いばかりで、失敗を繰り返しながら生きている。でも、その中で幸せな日々を見つけて生きる希望や美しさ、その輝きを見つける。
それが人間の美しいところ。
だけど、そんな幸せもいつかは自分で壊してしまう。現実は悲しいけれど、なんとか受け入れて生きていくしかない。

「こんなこと望んでなかった。」

ちょっとネタバレかもだけど、驚いたのはやはり英語の多重的なところ。
劇中"Make her gone"というセリフが、字幕では「彼女を殺して」と訳される。でもそのあと、もう一度そのセリフが出てくるときには「彼女を追い出して」と訳されていた。
"Gone"という単語1つで展開が動くとは…。
「ワタシエイゴシャベレナイw」
映画も言語も面白いなぁ、と感じました。

マット・デイモンの演技力にも圧倒されました。
「俺にはここの何もかも違って見える。」