有村架純は好きな女優の1人ですが、初めて主演する映画を見ました。
とても重い話でした。
あの時、こうでなかったら。
そんなifの積み重ねが、犯さなくて済んだ罪を犯すことになり、生まれることのなかった被害者を生んでしまった、そんな不幸の連鎖を断ち切る保護司の姿が描かれます。
序盤から中盤にかけては、どうやっても鬱な展開にしかならないだろうと覚悟して見てましたが、最後はこれから先、未来が望める終わり方で救われました。
ろくに話を聞いてくれなかった警官、口だけの福祉事務所、指導の名のもとに虐待する施設職員。
そんな奴らよりも先に、常に寄り添ってくれる人に出会っていたら、全く違った人生を送れたことでしょう。
人との出会いの大切さなんてのも感じた作品でした。
