「この学校には部落か在日か沖縄しかないんじゃ」
学生の台詞に先生が打ち負かされる。
西成には行かない方がいいと私も言われたことがある。性差別や肌色の他にも差別があるのだとこういう作品に触れると実感する。触れなければ気づかないものが沢山ある。
朝鮮人かと笑われて韓国人だと言い返す転校生良太の飛び蹴りがめちゃめちゃ良かった。目つきヤバくて先生に絶対靡かなそうなのが痺れた。
で、やっぱり問題を起こしたり声の大きい生徒が目立つし映画は面白いんだけど、私みたいなひっそりしてた生徒たちの闇に先生らが悩んで悩むのが良かったしちょっと救われた。
相談しようと決意した時にはぐらかされればもう信用出来ないよね…
野球部の生徒たちに認めてもらった女先生が、「調子乗ってたわ」と生徒に言えるのは良い先生だと思う。
「私の名前本当に覚えてた?」忘れられた生徒たちも忘れないで欲しい。
かば先生が特に金八先生みたいな正しい立ち位置じゃなく生徒たちの話。