キリスト牧師が布教と教会を建てるために外国、他言語で何百年と過去からの知恵で生きる辺境へ行く話。「沈黙-サイレンス-」や「北の果ての小さな村で」が好きなので近いと思い鑑賞。沈黙でとても好きだったのが、神父に言う「あなたは教えるばかりで教わろうとしない」という言葉だったのだけどこの人も正にそうだった。若造がプライドと自信で無理に馬で渡り人を巻き込み、瀕死になり言葉は分からないまま、分かろうとしないまま旅が続くので理解し合えない。そこにデンマーク語を話す家族と出会い、少しだけ打ち解け、最悪の事態があった後すぐ娘をいただき(怒)、好きな人だけ写真を撮る。やっと出来た教会の説教？中にべちょべちょになり、ワンワンが正義なお話だった。
主人公は嫌な奴だけど、異国で言葉通じないだとか極寒の地獄だとか、馬〜💦とかの孤独感上手くいかない感、音楽も相まって辛みがすごく良かった。広大で美しい景色。あんな中で人種がどうの拘る奴の気がしれん。反面教師じゃ。
瀕死になってからの牧師の顔がヤバい。打ち解けさせようとなのか、相撲に参加させてわざと負けるおじさんとか、優しくて涙が出た。
とにかく犬が良い。
こういった不便な辺境に住んだり、美しいと言う人がいるが、大雪民からすると美しいなんてどうでもいいからやはり住みやすいところで住んだ方が良いと思ってしまう。私にその辺りのブライトが無いのだろうなと思った。
