マリン

長崎の郵便配達のマリンのレビュー・感想・評価

長崎の郵便配達(2021年製作の映画)
3.3
イギリスのジャーナリストピーター・タウンゼンドさんと長崎の原爆被害者・谷口稜曄(スミテル)さんとの交流を追いかけるドキュメンタリー映画。主演を務めるのはピーター・タウンゼントの娘、女優のイザベル・タウンゼンドさん。生前父親が谷口稜曄(スミテル)さんの体験に深く心を動かされ「長崎の郵便配達」を執筆した経緯を話す。印象的なのはピーター氏が谷口氏の被曝当時の足取りを辿りながら、長崎の街を歩き録音した肉声。過去の映像とそれを追う声、そしてその2つを見つめる現在の自分達。戦争と言う歴史の交差点に佇むような感覚を覚えました。
映画としてはもっと上手に編集できたのではと感じましたが、素材の力が語りかけてくる何かがあったように思います。
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