ディア・エヴァン・ハンセンのももこのネタバレレビュー・内容・結末

なんか最初はNetflixで観た『プロム』みたいな感じだと思って観てたけど、思っていたより重くて、ラストもちゃんとしているんだけど、"ミュージカルにありがちなハッピーエンド"じゃなくて…
感動を求めて観るとちょっと違うかなって思った。


追記：この作品を観てからずっとモヤモヤの正体を探している。人間関係で辛い思いをした人は共感できるとかZ世代の悩みをリアルに表現しているとか、そういう批評には何か違和感がある。だってこの映画を観て共感できない人はそういうことが分からない人間だとレッテルを貼られているようだから。

Evanが誰もが独りじゃないと歌った動画がバズって、それは嘘だったのに、じゃあ彼のいう独りじゃないってメッセージはどこへ行くの？(本当に良い曲なんだけど、演出が感動ポルノに見えた)
チャリティーをしていた女の子がしてしまった過ちはスルー？

あと主題じゃないのは分かっているけど、LGBT Q映画じゃなければ、ゲイを面白がるような描き方していいの？って思った。過敏な反応だけど。

とはいえ、You will be foundを始め素晴らしい曲の数々。Evanの心の叫びやラストの手紙はとても良かった。


『人間には、たくらんだ裏切りより、心弱きがゆえの裏切りのほうが多いのだ。』


もしかしたら私は映画に日常を忘れさせてくれることを求めているから、あまりにも現実的でそこにズレを感じたのかも。