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ディア・エヴァン・ハンセンのchaooonのレビュー・感想・評価

4.3
トニー賞6部門受賞のBW大ヒットミュージカルがついに全世界のスクリーンへ👏🏻🎶✨✨

今年の豊富な新作ミュージカルラインナップの中でも、かなり楽しみにしていたこちらのミュージカル🥳🎶
トニー賞の授賞式の映像を当時観て、いつかBWで観たい…🥺と願っていた作品だから、期待値としては、『イン・ザ・ハイツ』より上だったかも⤴️✨
初日に速攻で鑑賞して、翌日にも旦那と2回目も鑑賞済み🎶✨✨

BWの人気ミュージカルをこんなに早く映画化をしてくれた事に感謝だし、トニー賞で主演男優賞も受賞したオリジナルキャストのベン・プラットの歌声を映像に残してくれて、こんな貴重な体験を日本にいながら出来るという奇跡✨✨✨✨✨✨

でも、だからこそ期待値が高過ぎて、色々気になるところや思うところもあって…色んな感情が胸に渦巻いて、レビューが全くまとまらず1週間過ぎてしまった😂
スコア付けるのも難航😂
もうまとめるの無理!取り止めないレビューとなることをお許しください🙏

取り敢えずまず言えることは、ドラマと曲が刺さり過ぎて想像以上に大号泣😭
涙のせいでマスクがシースルーになったよ😭
ベンプラの魂の歌声に心を鷲掴みにされ、曲のメロディと歌詞に震えた🥺

ベンプラの凄いところは、圧倒的な歌唱力があるというだけでなく、ちゃんとエヴァンという役として表現に筋が通っていて、まるでセリフをしゃべるような歌い方だし、だからこそ感情がダイレクトに響いて来るんだなぁと😭
"Words Fail♬”はまるで自分の心の投影かと思うくらい、彼の叫びに打ちのめされて、エヴァンと一緒に泣いた😭

映画化が具体的になる前から、BW版のキャスアルはずっと聴いていて、曲も大好きだったから、歌詞も事前に読み込んで臨んだんだけど、ホント素晴らしい楽曲の数々🥺

冒頭の"Waving Through a Window♬"に対比するような形で後続の曲が連なっていて、曲単体でも素晴らしいけど、それだけじゃなくてセットで聴くと更に泣けてくる構造が巧み過ぎる😭🎶
最初に出てきたワードが後から意味を持って響いて来る奥深さ。
永遠に聴いてられるし、どの曲も最高✨✨
ベンジ・パセック&ジャスティン・ポール偉大なり✨✨

ワンダーでも登場人物たちの繊細な描き方に盛大に涙させられたチョボスキー監督🥺
持ち味を生かして、かなりこのDHEの世界もドラマ展開やエヴァンたちの感情の描写をリアルに繊細に描いているのがとても良かった。

だがそのリアルな作り故に、ミュージカルシーンとの溶け合いがうまく行ってない気もしてしまった…🙄
セリフから歌へと自然と始まる感じはもちろん気を遣って作られてるのは分かるけど、もはや歌要らなくない?って感じてしまった自分がいる😂

いや、ミュージカルだからこんなに楽しみにしてたし、この作品の最大限の魅力は絶対歌なんだよ‼️
実際に歌で感動して泣かされてるわけで…なのにこの矛盾する気持ちは何😂⁉️
(2回目の方が慣れたのかそんなに感じなかったけど…)

そして歌は最高なのに、正直なところミュージカルシーンとしてはなんか物足りない…🥺
映画化の強みの一つは、映像でしか表現出来ないロケーションとかリアリティとか、特殊効果だと思うんだけど、無難な映像ばかりで纏まってて単調だし、映画のアドバンテージを生かせてないなぁと…
舞台版の方が装置も凝ってて、幻想的でインパクトがあって視覚的にも良かったんでは🤔
(生の舞台を見てないので、映像とかで見る限りの意見ですが…)
ダンスシーンがあるとか、いわゆる派手で華やかなミュージカルシーンはそぐわないこはわかってるけど…そもそも舞台もそういうタイプではないし…
ミュージカルってそもそもファンタジー的なところがあるから、リアル過ぎるドラマに入れ込むのは難しいのかなぁ🥺
ある意味もう歌でシンプルに勝負!って感じにしたのかな?確かに号泣して後半は気にならなかったわけで。

そういう意味では“Sincerely Me♬"は、コミカルでちょっとした妄想ファンタジーが楽しい場面で、とっても良かった❣️
コナー役のコルトン・ライアンは最近観たドラマ『リトル・ヴォイス』で恋に落ちたばかりなので、今回もだいぶ感情移入してしまった🥺💕

映画を観る前から曲聴いてて一番好きで期待していた"You will be found♬”も、あのSNSの画面とかも見慣れ過ぎたヴィジュアルな上、ちょっとクオリティもお粗末過ぎて、出ていた涙も引っ込んだ🙄
繊細にドラマを作ってる割には、エヴァンのあのスピーチがバズったっていう説得力もアレじゃ薄く感じてしまった…😮
まぁここはあくまで物語の途中でしかないので、しょうがないのか🤔

この映画で新しく追加された”The Anonymous Ones♬”と”A Little Closer♬”は作品のテーマとか見せ方が綺麗にハマってた気がして、しっくりきたのよね✨
やっぱり映画用に作られた曲の強みなのかな!
ソロの追加と共にキャラクターの深掘りがされたアマンドラ・ステンバーグ演じるアラナの存在によって、映画としてのDEHのテーマカラーを強めていて、良かったとは思う!
(でも同時に物語の主題がブレてしまったようにも感じる!難しい!!)
アマンドラちゃんはやっぱり光るよね😍
エヴァンのように孤立してる存在以外にも、ひっそりと葛藤抱えて生き辛さを感じてる人はたくさんいる。

私個人としても共感できる部分が多かったのもあるし、もっと言えばうちの長男も小さい頃からコミュニケーションに困難を抱えていて、エヴァンと通ずるところがいっぱいあって、重ねて観ていたところが大きい。
何の偶然かこの映画を鑑賞した公開初日は、うちの長男の誕生日で、余計に思うところがあって、そういう想いが募ってしまったかも。
完全に親の目線として観てしまっていたから、エヴァンがマーフィー家へに抱いた想いとか、母親との想いの行き違いとかグサグサきたし、ママ演じるジュリアン・ムーアの”So Big / So Small♬"はグッと来てここでも号泣😭
ジュリアンも語りかけるような歌で、こんなにも表現の幅が広い女優さんなんだと改めて知ったわ🥺👏🏻
親目線での感情移入が強かったから、余計に舞台→映画でカットされた親たちの曲をやっぱり入れて欲しかったなぁという残念さもある…😢
エイミー・アダムスの歌のシーンほとんどないし…。
お母さん2人はやっぱり演技派の2人だから、十分良かったのだけど🥺


あぁ😂なんかまとまらない上、色々気になる点を書き過ぎてしまったけど、私は好きでした、このミュージカル🥺
映画としてこんなに気軽に観れるようになり嬉しい✨✨
でもやっぱり生の舞台が観たい気持ちがより一層強まってしまった…🥺
うぅやっぱり行くしかないのかBW〜!!!
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